・気になる飲食店の内装費
飲食店の内装で費用がいくらかかるのか、これから飲食店のオーナーになる予定の方はかなり気になるところだと思います。
このとき内装費は総額いくらと提示されるわけですが、その内訳はかなり細かく分かれており、それぞれの項目ごとにいくらと請求がされる形です。
事例も交えて内装費をご紹介していきましょう。
・飲食店の内装費の内訳について
請求される内訳について、その店内を作るために必要な工事が細かく規定されています。
何も工事がされていない、コンクリートの打ちっぱなしの状態にあるような壁、床、天井などを、通常の飲食店としてまず使えるように、基礎的な工事がよく行われます。
これの費用がまず基本的に請求されることが多いです。
飲食店として電気はもちろんのこと、ガスや水道も必要になることも多いでしょう。
これを整えるための工事も必要です。
さらに煙を排出する換気のための工事や、店内の温度調節のための空調を作るための工事なども行われます。
このような飲食店の基礎にあたる工事のほか、壁紙や照明など、店内の見栄えをよくするための工事や、大型家具の取り付け工事など、それぞれの飲食店に必要な工事が行われます。
・内訳と金額について
ある飲食店での事例をご紹介します。
値引きなしでは総額1000万円近くかかった工事なのですが、200万円の値引きのおかげで合計800万円かかった工事の例です。
請求された内訳と金額をご紹介していきましょう。
仮設工事が約22万円、解体工事が約43万円、左官工事と防水工事で約85万円、軽鉄工事とボード工事で約34万円、木工造作工事で約127万円、建具工事で約32万円、ガラス工事で約51万円、電気設備工事の照明器具で約51万円、電気工事で約51万円。
給排水衛生設備工事で約73万円、空調設備工事で約3万円、換気設備工事で約70万円、塗装工事で約42万円、内装工事で約112万円、家具工事で約59万円、看板工事とサイン工事で約25万円、雑工事で約20万円、諸経費で約45万円。
これに消費税を合わせて合計で1000万円近くかかり、値引きがあって800万円という事例です。
・内訳と金額はケースバイケースに
ちなみに飲食店の内装にかかる工事の内容やその金額は、業者によっても変わりますし、作ろうとしている飲食店の内容によってもかなり変わります。
さらに居抜きかスケルトンかによっても変わりますから、かなりケースバイケースです。
もちろん工事前に金額の見積もりや工事の内容は確認できますから、事前によく確認して納得してから契約してください。
